2019年10月の「ドン・ジュアン」刈谷公演以来 コロナ期間を経て2年ぶりの藤ヶ谷君でした。
会えない期間もTVや配信や何より彼の愛の詰まったブログで満たされていたけれどやはり「生」の威力はすごい(笑)
いつものようにレポはできないので雑感を書き残しておきたいと思います。
今回はFC先行で1公演
一般でA席ですが3公演
4回お邪魔することが出来ました。
とにかく動きも歌もお芝居もすべてがスキルアップしていて私が見たのは藤ヶ谷君じゃなくて「ドン・ジュアン」そのものでした。
最初の「俺の名は」で発声も歌い方も前回から何段階もレベルが上がったのがわかりました。
この二年間で進化した藤ヶ谷君の努力に思いを馳せると本当に頭が下がります。
ソロで歌う「エメ」はその前のセリフからあまりに自然に始まって鳥肌が立ちました。
1曲の間に初めて知った感情に戸惑う様子から「愛」への怖れと喜びまでの変化を詳らかに演じながら表現する歌唱に大げさでなく感動の涙が…
本当に素晴らしかった。
イザベル姐さんやカルロやドンパパを見ては懐かしい知り合いに会ったような気持ちになり
新しいエルヴィラちゃんやマリアには愛おしい気持ちになりました(^^♪
ところどころ二年前の記憶とは違うところもあったり
こんな場面あったっけ?ってなったり
どうしても再演だと前回と比べてしまうものだけれど
忘れていた初回の感動を想い出せたり 印象が蘇ったりしたので再演もいいね(≧▽≦)
今回のアンダルシアの美女は本格的なバレエダンサーさん…
ソロダンスが素晴らしかった!
そしてドン・ジュアンがアンダルシアの美女と螺旋階段に消えた後
イザベラとカルロの歌で突然出てきて二人でダンスするシーンは二年前もあったんでしたっけ?
きっといつものダンスと全く違うバレエが基本のダンスで藤ヶ谷君も大変だったと思うけれど
すごく良かった。短いながらも見せ場だと思いました。
今回のエルヴィラちゃんはかわいらしい幼いイメージから「愛」によって強く激しい女に変貌するところが良かった。
透明感と穢れない雰囲気はスキルや演技力では補えないものだからきっと今の彼女だけがもつ武器。
マリア役の真彩さんは前評判通り めちゃくちゃ歌が上手‼‼‼
宝塚の娘役さんということで抱いていたイメージより声がしっかりしてらして男役だったイザベラの春野さんと遜色ない声音に思えました。
特に決闘前のソロは圧巻でしたね(^^♪
2幕の半裸シーン
今回大きく演出が変わった場面でした。
カーテン?幕?の間から一瞬現れる半裸の彫像のようなドン・ジュアンに「hi~」と声が漏れそうに…
目の錯覚かと思うほど一瞬(笑)
デイリーさんほんとによくあの一瞬を抑えてくれた!
あの一連の場面はディスニー映画の雰囲気でした(^^♪
ドン・ジュアンがラファエルの存在を知る場面
マリアに「恐ろしい顔をしてる」と言われて見る見る涙が溜まっていくのを目の前でみて
思わずもらい泣きしそうに…(´;ω;`)ウゥゥ
「嫉妬」はもう泣きながら歌っていて感情を迸らせていました。
舞台のお芝居だからそういう繊細な感情の表現は必要ないのかもしれないけれど。
きっとテクニックとかスキルとか超越したところを目指している藤ヶ谷君…
決闘の迫力も増していたような
ドン・ジュアンの怒りとラファエルの哀しみが生身でぶつかり合う感じ。
赤い新衣装もとても良かった。
そこからのラスト
前回も全力で泣きながら歌っていたけれど今回も素晴らしかった。
ドン・ジュアンの捨てた剣を見つめるカルロの演技も狼狽えるラファエルも慰めるドンパパも
みんな前回と変わらず素晴らしい演技…
今回3階席の上手より・中央・下手より 1階前方下手
いろいろな角度から見られて本当に良かった。
テノリオ家の食卓も上から見るととても良く見えたし 床の照明の演出もすごくきれいでした。
でも気になっていてもドン・ジュアンから目が離せなくて見られなかった部分もあるのでDVD化は本当に嬉しい(^^♪
出来ればマルチアングルで見たいな~
そしてきっと映像になると太ちゃんの繊細な演技はより生きると思います♡
語りつくせないドン・ジュアン
まだ公演は続きます。
東京公演ACTシアター最後になるだろうから行きたかったなぁ…(´;ω;`)ウゥゥ
ラベル:藤ヶ谷太輔 Kis-My-Ft2